ものづくりへの思い
子どもたちの『育ち』を第一に考えたものづくり
世界で最初の幼稚園を創設したフリードリッヒ・フレーベルの名のもと、フレーベルが幼児教育に携わって110年以上。明治40年の創業から「子どもたちの育ち」とともに企業活動をしています。楽しさだけでなく、子どもたちの育ちを第一に考えたオリジナル製品を、幼稚園や保育所向けに作り続けています。
フレーベル館が考える安心・安全
子どもたちの製品は安心・安全に。当然かと思われますが、ここにもフレーベル館の「子どもたちの育ち」に繋がる考えがあります。
もちろん、<大きな事故につながる危険※ハザード>は徹底的に取り除きます。しかし、<育ちに必要な危険※リスク>は残します。リスクは、子どもたちが勇気を出してチャレンジするきっかけとなり、危険を回避する力が身につきます。また、チャレンジすることは達成感に繋がり、大きな成長となります。
子どもたちへ向けた製品は、全てサポートするのではなく、発達段階によってはサポートせずに成長していく機会を残しておくことも大切になります。
現場から学ぶ、子どもたちを知る
世の中には子どもの製品に関する規格が様々にあります。その基準を守る、検査をすることは製品作りでは必要です。ただ、私たちはここから先が本当に大事だと考えています。それは、これまで製品を作り続けてきた、経験の蓄積によるものです。
子どもたちは思わぬ行動をとることがあります。また、集団の場合に起こる複合的な要素は、基準だけではまかないきれません。
私たちは、110年以上にわたる製品作りの経験から、子どもたちの動きを想定し、事故の危険を減らす努力をしています。
これからも日々、事例を収集・蓄積していくとともに、自社で運営している保育所や子どもたちのいる現場で、子どもたちを知ることを大切に考え、ものづくりをしていきます。
安心して、安全に遊べるということは、子どもたちが思いっきり活動に集中するために最低限必要なことだと考えています。
フレーベル館のものづくりは、「安心・安全」が主ではなく、子どもたちの育ちに貢献することに主眼を置いています。
子どもたちが活動に集中できる製品を提供するために、安全性は最低限確保しなくてはならないものと考え、そこから一歩先となる、どのような子どもたちの育ちに貢献するかを第一に考えたものづくりをしています。